私が長年釣りで愛用してきたバックパックがついに限界を迎えてしまいました。
生地の色はすっかり褪せてしまい、縫い目に貼られたシーリングテープも剥がれが目立ちます。
考えてみれば、もう7年以上にもわたって酷使し続けてきたバックなので、そうなってしまうのも当たり前のこと。逆にこれまでよく持ちこたえてくれたなぁと、その耐久性の高さにはほんと感心させられました。
このバック、ひじょうに使い勝手のいいものだったため、また同じものを購入しようかと思ったのですが残念ながらすでに廃盤。リニューアルされた後継商品をみつけましたが、色の好みが合わないという理由で購入は断念しました。
これから釣りシーズンの本番を迎えるというときに、古いバックを使いつづけるのはちょっと心許ない感じ。何かいいバックはないだろうか?と休みの度に釣り具屋めぐりをしていたところ、とある店である商品に目が留まったんです。
その商品というのが、NEL-EPIC(ネルエピック)のSeek Backpack(シークバックパック)。
ほとんど一目惚れといった感じで、家でいちど検討したのちに購入を決めました。
今回は私がこのSeek Backpackをどういった理由で購入を決めたのか、また実際に使ってみての感想などもレビューしたいと思います!
私が釣り用のバックパックに求める性能
私は昔からトラウトを狙った湖でのルアーフィッシングが大好きです。関東地方であれば栃木の中禅寺湖や神奈川の芦ノ湖などのフィールドにはよく足を運んでいます。
釣りという普段味わうことのできない非日常を満喫するため、なるべく多くの時間をこれら大自然のなかで過ごしたいという思いが常にあります。
いちど釣り場に入ったなら、足りない荷物を車に取りに戻ったり、あるいはお昼を食べにレストランに赴いたりといったことを出来るだけしたくないんです。
このため釣り道具はもちろんですが、朝昼用の飲食、それに風景撮影のための一眼カメラなど必要なものすべてを釣り場に持っていくようにしています。
魚を探してポイント移動することも多いですから、荷物はなるべくコンパクトにひとつにまとめたい。さらに、大切な荷物を雨水で濡らしたくもないので、ある程度の防水性能は必須…etc.
私が釣り用バックパックに求める性能というのは、ざっくりまとめると以下のようなものになります。
- 釣り具、朝昼用の飲食、一眼カメラ(標準&望遠レンズ) 最低限これら全てが入ること
- 岩場など先の尖った石の上に置いてもバックが傷まないこと(細かな傷はしかたない)
- しっかりとした作りで長期間の使用にも耐えるもの(最低でも5年は使い続けたい)
- 雨のなかでも中の荷物が濡れないこと(止水ファスナーがついていること)
- 泥などがついても水で直ぐに洗い流せること
- 間口が広く荷物が取り出しやすいこと
- 中にポケットがいくつかあること
- すっきりとしたシンプルなデザイン
- 色合いはカラフルなものではなく大自然になじむもの
- 背負っていて疲れないこと
- お値段がリーズナブル(できれば2万円以内を希望)
これら条件のうち7割くらいを満たしたものは結構多くみつかるのですが、それ以上のものとなるとなかなか見つからないんです。
そしてそんななか見つけたのが、NEL-EPIC(ネルエピック)のSeek Backpack(シークバックパック)なんです!
ところで、NEL-EPIC(ネルエピック)って何なの?
ここまで、当たり前のように NEL-EPIC(ネルエピック)というコトバを使ってきましたが、そもそも NEL-EPIC(ネルエピック)って何なの?と思った方もいるかも知れません。ここで簡単に説明しますね。
以下に、NEL-EPIC(ネルエピック)ホームページへのリンクを貼っておきます。
NEL-EPIC(ネルエピック)のホームページはこちら
これを見てみると、NEL-EPICとは福島県にある有限会社キャニオンワークスから生まれた純国産ブランドだと書かれています。ようするに、キャニオンワークス社が自ら立ち上げたブランド名(ファクトリーブランド)だということですね!
ちなみにキャニオンワークス社についても調べてみました。創業は1976年とのことで、福島県浪江町からスタートしたようです。会社オリジナルのバックパックの開発製造などを行うほか、OEM製品(アパレルのブランドバッグ、マウンテンギア、官庁関係製品、ウエットスーツ、レスキューハーネス…etc.)の縫製・製造なども手がけている会社だとありました。
ところが2011年3月の東日本大震災とそれに伴う原発事故で被災してしまい県外に移転。その後、2014年4月に福島県いわき市に工場を新設し現在に至っているとのことです。
官庁相手の製品やレスキューハーネスも手がけていることから、製品の信頼性がひじょうに高いことが窺えます。
Seek Backpack(シークバックパック)ってどんな商品?
それでは次に肝心のSeek Backpack(シークバックパック)について説明しますね!
基本スペック
NEL-EPIC(ネルエピック)ホームページには以下のような商品説明がされていました。
Seek Backpack
NEL-EPICホームページ Seek Backpackの商品説明より
¥14,960(税込)
シークバックパック
突然の雨や思わぬ波など、フィールドでの水を気にせず使える撥水仕様のバックパック。防水性に優れ、岩場にも躊躇なく置ける耐久性を持ったターポリン素材を使用しました。サイドにはロッドホルダー、フロントにはランディングネットアタッチメントを装着しています。スクエア型の自立する設計で荷物の出し入れも簡単。初級者も扱いやすい大容量サイズのモデルです。
Color:Olive
メインコンパートメント + 3ポケット
ターポリン製/約51×30×21cm/約1030g
他にも書いてあった公式情報をまとめると、基本スペックは以下のようになります。
・防水性の高いターポリン素材を使用
・止水ファスナーがついている
・両サイドにロッドホルダーがついている
・ランディングネットや雨具を固定できるドローコードつき
・なかに3つのポケットがある
・カラーはオリーブ(ダークグリーン)
・サイズは約51×30×21cm
・重さは1,030g
外観はこんな感じ
私がバックパックに求めている性能のほとんどが盛り込まれていることが確認できました。
フィールド(中禅寺湖)で実際に使ってみました
当日はこんなものを持っていきました
当日、Seek Backpack(シークバックパック)に入れて持っていった荷物は次のものです。
- ルアーケース 3個
- スピニングリール用の替えスプール2個
- 釣り用小物(予備のリーダー、ライター、ペンチなど)
- コンビニおにぎり(朝&昼食用として6個)とチョコレート菓子を数個
- 飲料 500mlペットボトルを2本
- マイクロフォーサーズ ミラーレス一眼カメラ(本体とレンズ2本(標準&望遠)、バッテリーとその他アクセサリー)
- アバントEXショルダーバック Lサイズ(上記のカメラ一式が入るカメラ用ショルダーバック)
フィールドで使用したようす
使ってみていいねと感じたところ
- ターポリン素材を使用しているため、アウトドアでの使用に大きな安心感がある(耐久性・防水性・防汚性がひじょうに高い)
- 止水ファスナーはやはり安心。雨のなかでも中に入れた荷物が濡れる心配がない
- 間口が大きく、中の荷物が取り出しやすい
- 背負った時のバックの重心位置が高いために、持ち重りが小さい感じがする
- 荷物を背負った状態で岩に腰かけた際、バックの底位置が高いために底を岩で擦る心配が少ない
- ドローコードを使ってランディングネットが取り付けられるのがかなり便利(ただし、あくまでも簡易的な固定手段だと考えて、カラビナなどで脱落防止をはかった方がいいと思います)
- 自立するので目立つ(遠くからでもどこに置いたか見つけやすい)
- 中の生地がオレンジ色のため、うす暗い中で荷物が見つけやすい
- デザインがシンプルでとてもカッコいい。所有する喜びを感じられる。
- 色合いが大自然にピッタリとマッチしている。
- 他の方が使っているバックと被らない。同じバックを使っている人をまだ見たことがありません。
使ってみて少し気になったところ
以下に挙げたものは、あくまで私個人の感想です。
- 肩に掛けるショルダーパッドが肉薄のため、荷物が重い場合は肩に大きな負担がかかりそう
- ウエスト(腰)ベルトが欲しかった。荷物を背負ったときの安定感がより増したと思う。
- 止水ファスナーを閉める際、少し閉めにくい感じがある。片手で閉められるのが理想。
まとめ
今回は私が春から使っている NEL-EPIC(ネルエピック)のSeek Backpack(シークバックパック)について紹介させて頂きました。
作りがとてもしっかりしている商品で、さすがメイドイン・ジャパンといったとても信頼性の高い商品を手にしている満足感があります。さらに商品の見た目もとてもカッコよくて、釣りに出掛ける時間がますます楽しくなりました。
今のところ使っていて大きな問題などは感じていません。長期間に渡っての耐久性能などについては今後長く使っていくなかで確認して、折をみて追記していきたいと思います。
釣り用の新しいバックパックを探しているという方は、検討対象のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
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